シカゴ交響楽団ジョン・ハグストロム氏をコンサルタントに迎えて開発された、Es/D管。
豊潤で艶やかな音色を備え、ソロからオーケストラまで幅広く活躍するモデルです。
ユニークな形状の新設計リードパイプをはじめ、数々の特徴的な仕様によって、C管からの持ち替えを自然に行うことが可能です。
フレンチビート*1・サイドシーム*2等、“Xeno Artist Model”の仕様を採用。
D管とEs管の切り替えはベルチェンジではなく、主管、第1・第3抜差を差し替えることによって行います。
*1フレンチビード=ベルの縁輪部に真円の縁輪を入れてカーリングする一般的な工法に対し、かまぼこ型の縁輪を入れ、その形状に合わせてカーリングする非常に高度な工法。奏者への音のフィードバックの良さが特徴です。
*2サイドシーム=一枚取りベルのつなぎ目がベルの下側にくる一般的な工法に対し、支柱や延べ座で振動を止める横側(バルブケーシング側)にする工法。より開放的な振動が得られます。
■設計

延座(ベルと本体部へのブリッジ)の採用や抜差支柱の配置等、XenoアーティストモデルB管やC管と共通性を持たせた設計により、安定した吹奏感や音色を実現、持ち替えがスムーズです。
■D管用第1抜差管

■D管用第3抜差管

■D管用主管

■ケース

TRC-810
縦・横どちらでも提げられる二ヶ所のハンドルとショルダーベルト付の可搬性に優れたダブルケースです。